理論の東洋医学を施術に活かし、リーディングをしてきました。
体表に表れている症状を深堀し、内面を読み、解きほぐしていく、そんな過程です。
今体調に困っている人がやってくるドラッグストアでは、
内面の解きほぐしよりも、”身体”へのダイレクトなフォーカス。
現代医学的な身体の仕組みとOTC医薬品の相性、できること、できないことの選別。
毎日、身体との向き合いをしています。
更年期に入り、今まで経験のしてこなかった身体の変化を体験しています。
肝鬱気滞寄りで生きてきた私は、当然、月経前はPMSの症状に悩まされます。
逆にいえば、月経がはじまるとすっきりします。
PMSの主な症状は、むくみ、便秘、イライラ。
月経サイクルの仕組みを考えると、PMSの期間は、「貯める」時期なので、
平生から、滞りのある私(肝鬱気滞寄り)は、貯めに貯めが重なるので、月経前の方が気になる症状が多いです。
しかし、現在、更年期。
持ち物が少なくなってきてます。
更年期は、”腎精(生命のエッセンス)”の減少が大きくなってきます。
つまり、貯まっていることにそこまで気づかない。
「あれ?月経、来たの?」みたいな感じです。
頭痛もイライラ(これは少しあるな)、張り感も少ない。
月経3日目ぐらいから、ダルくなる。頭痛もあるし、めまいもある。
持っていたいものが出て行ってしまう。
貯めてた血がなくなるから、確かに”虚”します。
月経期は下に下げて、外へ出すの、上がりが悪くなる。
めまいも出てくるだろうし、栄養不足になった頭部にも痛みが出ます。
(「不栄則痛/ふえいそくつう」っていいます。)
虚してきたなぁ~と。
更年期に腎精が減ってきたから、このような症状が出てますが、
これは、虚証タイプの方なら、若い方でも当然、あります。
更年期は、ホットフラッシュやイライラに目を向けがちですが、
”虚”という側面も多いにあります。
今までに感じたこのない、虚脱感とか、疲労感とか。
更年期世代の皆様、
10~30代と比べて、どんな身体の変化がありますか?
身体で起きていることは、精神(メンタル)でも起きてきます。
(「形神合一/けいしんごういつ」といいます)
変化があるのは、人間という生物の定め。
これもどーんと受け止めて、更年期の波を乗り切りましょう!
個人談ですが、
このところ、月経2日目ぐらいから当帰芍薬散(水を捌いて、補血してくれる)を服用することが増えました。月経5日ぐらいから補中益気湯(上に上げるお手伝い)を入れたりしています。
顔ツボ:ディエンチャンなら「陰血補足のフォーミュラ」がありますね。
逆更年期の中3長男。すいません。思春期です。
こちらは、身体の成長と物質が追いつかないため、イライラやめまい、朝起きられない。
補中益気湯が処方されています。時には、加味帰脾湯に変更。
Korognome 