ちょっと前のお話なんですが・・・。
突然、目に痛みを覚えて。
あっ、これは”ものもらい”だなって。
目のかゆみとか充血は、目薬がわりにディエンチャンの施術で、
ほいほいと ケアしてます。
なので、”ものもらい”もディエンチャンで。
ディエンチャンの164ツボのフォーミュラブックを見ると、
”ものもらい”改善のフォーミュラも掲載されているので、
”ものものらい”フォーミュラに則って、ツボ探し棒でツボを丁寧に刺激していきました。
283、38、3、215 と順にツボを押していると。。。
215番のツボで、ズッキーンとものすごい痛みを感じました。
これぞまさしく”生きたツボ”。
それでは、今回のものもらいの原因って?と215番のツボについて調べてみると、
215番=”ring finger”と出ておりました。
薬指??
薬指が原因でものものらい??
経絡でみると…
薬指は、三焦経。
鍼の世界でいうと、
ものもらいができた時は、大腸経の二間、合谷、手三里、曲池を使うなっていうことが書かれています。
でも、ものもらいができると、小腸経上や三焦経上に、”しこり(気血の流れの滞り)”が現れるという話もあります。
「三焦経の走行上に滞りがあり、出口にこまった結果、目のものもらいというかたちで、外に出た。」というストーリーでしょうか?
それとも、「カラダの水が淀み、水の流れをつかさどる三焦に不調が発生し、その出口として、目にものものらいが出た」というストーリーでしょうか?
ものもらいのフォーミュラを見ると、
肺(3番)・大腸(38番)のツボ、大量の汗をおさえるツボ(283番)と、
”水”の巡りに関するものが多いです。 (清熱に関するツボともいえるかな。)
そう考えると、水の流れをつかさどっている三焦経の滞りがあり、熱を抑えきれなくなっている体の状態がものもらいとなって きたのかなぁと。
とにかく、
215番の生きたツボの刺激のおかげで、目の痛みも軽くなり、ものもらい自体も快方へ。
今回は顔のツボで快方に向かいましたが、
時には別の方法が功を奏すときがあります。
ものもらいができた時、顔でだめなら、三焦経の調整もひとつの手かもしれないですね。