【頭痛】 簡単な頭痛のメカニズム(その2:血管縮小型頭痛)

頭痛 メカニズム

大きな病気がかくれていないのに、頭痛が発生することについて。

 

片頭痛や血管拡張型の頭痛は、学説や考え方がそんなに多くないのですが、

緊張性頭痛、つまり、首や肩コリによって血流が不足するがゆえに引き起こる頭痛というものには、

多種多様なメカニズムの解説がありました。

 

不足した血流量をアップするために血管を拡張させることで頭痛発生

①首こりや肩こりにより血管が収縮して、脳への血流が不足する。

②脳の血流が不足すると、血流量を増やすため、血管を広げる。

③広がった血管が神経を刺激して痛みがでる。

 

血流が悪いため、炎症物質が流れず滞留するため長く鈍痛が続く

①通常炎症物質は血液によって流れていくことで、解消されていく

②しかし、血流が悪いことで炎症物質が滞留し、痛みがひかない。

 

血管を収縮して血圧をあげたときに血管に起こる摩擦から炎症がおきる

①血流が悪くなると、血流量が不足する。

②血流量が不足すると、血圧が下がり毛細血管まで血液がしっかりといきわたらなくなる。

③②のことを防ぐため、血管を収縮して、血圧をあげ、血液を末端までいきわたらせるようにする。

④無理に血管を細くして血液をいきわたらせようとするため、血管と血液の間に摩擦がおき、炎症がおきる。

⑤この炎症が頭痛の原因となる。

 

頭板状筋・頸板状筋のコリの関連痛の頭痛(頭板状筋→頭頂部の痛み、頸板状筋→後頭部の痛み)

頸にある筋肉が固くなることで、頸のコリがトリガーとなって引き起こる関連痛の場所が頭部である。

そのため、頭痛が起こる。

などなどいろいろな説がありました。

 

個人的には、頭板状筋・頸板状筋がコリ固まり、血流が不足することで、頭部への血流が少なくなり、

末端まで血液を届けるべく、血管を収縮させて血圧をあげ、無理に血液を流そうとするために炎症がおきる。

それによって、炎症物質が発生し、痛みを引き起こす。というながれがしっくりきております。

 

寒さが原因で引き起こる緊張性頭痛

この説明だと、例えば”寒くなると頭痛がする”という事象に対して、こんな風に考えられるかなと。

①寒さため熱が放出しないように、毛穴をひしきめたり、血管を収縮させたりする。

”寒さで身をすぼめる”という言葉があるように、全身をきゅっと固くする。

②全身を固くするともちろん血管も収縮するし、首の筋肉も固くなる。

このカラダの状態が、まさに上で説明した

頭板状筋・頸板状筋がコリ固まり、血流が不足することで、頭部への血流が少なくなり、

末端まで血液を届けるべく、血管を収縮させて血圧をあげ、無理に血液を流そうとするために炎症がおきる。

それによって、炎症物質が発生し、痛みを引き起こす。

という説明で、寒さと頭痛の因果関係を説明できるなぁと。

 

首にコリがあっても、寒さにでくわしても、頭痛には至らない人もいるわけで。

そんな方々は、血管にポイントがあるんだなって思います。

 

たとえば、

ストレッチ素材の洋服はのびる。

ストレッチがきいていない洋服はあまり伸びない。

このことが血管におきていると思われます。

 

つまり、のびのびしている血管は、その血管の直径に対して、過剰な量の血液が流れこんできても、

ストレッチがきくので対応できる。

 

しかし、のびのびせず動きの悪い血管は、過剰な量の血流が流れこんだら、

対応できず、無理やり通すので、血管と血液の間に摩擦が生じる。そのため炎症が起き、頭痛に発展する。

 

ストレスが原因で引き起こる緊張性頭痛を東洋医学の視点から

のびのびした血管ときゅーっと固くなっている血管。

東洋医学的にみると、のびのび・しなやか というと”肝”が得意とするところ。

そして、血管は筋肉(平滑筋)でできておりまして、陰陽五行説でいうと”筋”は”木”に属し、

筋=木=肝 という関係にあります。

そして、この”肝”は、ストレスに弱いんです。

(のびのびしていたのに、ギューギューとストレスかかってくると鬱積してしまうような感じです。)

 

”肝”がうまく働いていないと、”肝”はきゅーと縮こまり、肝と同じグループにいる筋肉もぎゅーと縮こまるわけです。

ストレスが緊張性頭痛(血管縮小型頭痛)を引き起こすメカニズムはこのように説明できるのでは?と。

 

緊張性頭痛を解消させるために。

予防としては、首こりや肩こりをできるだけ解消し、脳への血流量をキープしておくこと。

万が一、首こりや肩こりから血流量が減った場合で血管が収縮しても、血管をのびのび させておくこと。

が考えられます。

 

緊張性頭痛になってしまったら。

寒いと収縮するという性質をもっているので、温める

首や肩を温めて、血流量を増加させれば、相対的に血管の収縮は改善されるので、

血管と血液間におこる摩擦による炎症からの頭痛は、炎症物質が流れ去ることで抑えられていくのではないでしょうか?

単純に温めると心地よいし、経験的にも温めることで頭痛は軽くなりますよね。

 

緊張すると収縮するので、リラックスする。

なんだかんだで、横になるのがよいかもしれませんね。

 

気を下げる

血管拡張型頭痛と同じ方法なのですが、

足の方へ”気”を下げます。その方法として、足の親指(脳の反射区)を刺激します。

気を下げることで、頭にたまった気を追い出して、気の圧力を低減させて、頭痛緩和させます。

個人的な経験談ですが、完全には頭痛は解消しませんが、軽くなります。

 

ディエンチャンの頭痛解消の施術を行う。

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